沿革

  • タセトの歩み
    ~溶接材料の歴史とともに~

タセトの原点である「タセト溶接棒」の誕生

  • 1931
    (昭和6年)
  • 株式会社高田船底塗料製造所が、軟鋼用被覆アーク溶接棒の試験製造を開始。

  • 1932
    (昭和7年)
  • 軟鋼用被覆アーク溶接棒(通称「※タセト溶接棒」)が完成。
    (※「タカタ センテイ トリョウ」の頭文字に由来)

  • 1933
    (昭和8年)
  • 特殊鋼用溶接棒の研究に着手。

  • 1934
    (昭和9年)
  • 補修用溶接棒が完成。

  • 1937
    (昭和12年)
  • 日本油脂株式会社に吸収・合併される。溶接材料の一貫製造を行い、いち早くステンレス鋼用溶接棒のほか、耐熱鋼・高ニッケル合金・銅合金および鋳鉄用溶接棒の開発に取り組む。特殊鋼溶接材料専門メーカーとしての地位を築く。
    その後、特殊溶接分野の技術サービス部門を設立。ステンレス鋼溶接材料の開発技術を応用した肉盛・製缶加工を手掛ける。さらに、溶接部の欠陥調査に用いる染色浸透探傷剤「カラーチェック」やスパッタ付着防止剤など、各種溶接助剤の開発を行う。
    事業規模の拡大とともに品質保証システムを確立し、JIS・ASME・TUV などの工場認定のほか、各種船級協会などの認定も継続して取得。

買収や合併を経て「株式会社タセト」が発足

  • 1955
    (昭和30年)
  • 日本油脂株式会社(溶接部門)専売代理店として、株式会社タセト商会を立ち上げる。

  • 1961
    (昭和36年)
  • 株式会社泉商店・日信商事株式会社・和進商工株式会社の 3社と日本油脂株式会社の共同出資で、西日本での販売を目的とした、日油タセト商事株式会社を設立。

  • 1969
    (昭和44年)
  • ステンレス鋼フラックス入りワイヤの量産開始。

  • 1978
    (昭和53年)
  • ステンレス鋼フラックス入りワイヤ「GFW シリーズ」の量産開始。

  • 1982
    (昭和57年)
  • 株式会社タセト商会の商権を継承して、東タセト株式会社を設立。日油タセト商事株式会社の全株式を買収して、関西タセト株式会社に名称変更。

  • 1985
    (昭和60年)
  • 東タセト株式会社と関西タセト株式会社を合併し、株式会社タセトが発足。

「新生タセト」として、さらなる飛躍を目指す

  • 1999
    (平成11年)
  • 日本油脂株式会社と株式会社神戸製鋼所が、両社の生産部門を統合させて、神鋼タセト株式会社を発足させる。

  • 2000
    (平成12年)
  • 株式会社タセトは日本油脂株式会社溶接事業部から溶接材料に関する全商権を継承し、販売および技術サービスに特化した技術商社として再始動。

  • 2004
    (平成16年)
  • 経営効率の向上と経営体質の強化を図るべく、株式会社タセトの全株式を日本油脂株式会社から神鋼タセト株式会社へ移譲。神戸製鋼グループの一員となる。

  • 2007
    (平成19年)
  • 株式会社神戸製鋼所の完全子会社に。新生タセトとして、新たなスタートを切る。