ケミカル製品

浸透探傷装置

浸透探傷試験を効率的かつ確実に、信頼性の高い探傷ができるための探傷装置を設計、製作しております。実際の装置設計は設置場所、使用条件により異なりますので、事前打合せ後に具体的仕様を提案させていただきます。お気軽にご相談ください。

<装置の種類>
(1)バッチ方式蛍光浸透探傷装置
MIL規格に準拠した装置は、大きさによって、MA-Ⅰ型、MA-II型、MA-III型と3種類に分かれている。MA-II型(右図)は、各処理装置(浸透処理装置、排液台、洗浄処理装置、湿式現像処理装置、乾燥処理装置、冷却検査待ち台、検査室)を、順番に配列したもので、検査物と同時に人間が移動していくものです。
バッチ方式蛍光浸透探傷装置
(2)トロリーコンベヤー方式
検査物を1品ずつあるいは、数個をカゴに入れて釣下げ、トロリーで浸透処理装置から検査室まで移送する方式で、各処理装置には、バッチ式のものや、検査物を両側からサンドウィッチする方式などがあります。
特徴:
適用検査物中小の部品
処理数1,000~5,000個/日
装置(設備)費用
装置の大きさ
人員1~2名
トロリーコンベヤー方式
(3)ローラーテーブル方式
スラブやビレットなどの大きな検査物を対象にしたもので、ローラーの上を移動していくなかで各処理装置を通過し、検査が行われます。
特徴:
適用検査物大きなスラブやビレット
処理数100~500個/日
装置(設備)費用
装置の大きさ
人員2名以上
ローラーテーブル方式
(4)ネットコンベヤー方式
ネットの上に乗せた検査物は、コンベヤーによって、浸透処理装置から検査室まで移動します。
特徴:
適用検査物中小部品で軽量な物
処理数10,000~20,000個/日
装置(設備)費用
装置の大きさ
人員2名以上
ネットコンベヤー方式
(5)ワンステーション方式
一つの容器の中で、浸透処理から現像処理まで自動的に行う装置で、この食器洗い器のような装置に、中小の検査物を入れると、現像処理まで行われ、取出した後、自然光かあるいは、紫外線を照射して検査するものです。
特徴:
適用検査物中小の部品
処理数500~1,000個/日
装置(設備)費用
装置の大きさ
人員1名
ワンステーション方式
(6)ターンテーブル方式
円形式のテーブルの上に乗った検査物は、回転する間に各処理装置を通過し検査が行われます。
特徴:
適用検査物中小の部品
処理数500~1,000個/日
装置(設備)費用
装置の大きさ
人員1名
ターンテーブル方式

磁粉探傷装置

磁粉探傷試験を効率的且つ確実に、信頼性の高い探傷ができるための探傷装置を設計、製作しております。 実際の装置設計は設置場所、使用条件により異なりますので、事前打合せ後に具体的仕様を提案させていただきます。お気軽にご相談ください。

<装置の種類>
(1)湿式用標準型・磁粉探傷装置
仕様:
磁化ヘッド開き/0~600mm
磁化コイル  /φ200mm(補助コイル)
磁化ヘッド圧着/エアー式
湿式用標準型・磁粉探傷装置
(2)パルス2軸式・磁粉探傷装置
2軸方向のパルス磁界を発生させ、微細きずを検出するコンベアー式磁粉探傷装置です。従来のAC、DCコイル磁化では検出が困難な、鍛造品等の微細きず(40μm以下)の検査に適します。
パルス2軸式・磁粉探傷装置
(3)パルス3軸式・磁粉探傷装置
3軸方向のパルス磁界を発生させ、微細きずを検出するコンベアー式磁粉探傷装置です。従来のAC、DCコイル磁化では検出が困難な、鍛造品等の微細きず(40μm以下)の検査に適します。
パルス3軸式・磁粉探傷装置

廃水処理装置

水洗性浸透探傷装置などから出る赤色や蛍光の廃水はそのままでは放出することはできません。当社では洗浄水リサイクルシステムやその他各種の廃水処理装置を設計、納入いたしております。 浸透液の種類、廃水条件などで異なりますが主な廃水処理装置、システムの例を次にあげます。

(1)油水分離装置
当社の疎水型浸透液(ケイコーチェックN-21P)を採用した場合、このシステムで浸透液と水に分離することができ、洗浄水のリサイクルが可能となります。
特徴:
高性能数ミクロンの油滴の分離が可能です。
高寿命油吸着式タイプではないので、エレメントの寿命が長くなります。
小型化コンパクトな設計になっていますので、省スペースでご使用できます。
廃水処理装置 油水分離機装置の一例
(2)凝集沈殿法
洗浄排水を排水ピットに貯め、撹拌しながら吸着剤、凝集剤を添加し、PH調整を行った後、凝集させ、上澄み液を流します。中和後、高分子凝集剤を添加すれば凝集分離が迅速になります。
凝集沈殿法
吸着剤:ベントナイト又は活性白土   凝集剤:硫酸バンド又はポリ塩化アルミ
(3)活性炭吸着法
少量の廃液を処理する場合や他の廃水処理装置で除去し切れなかった場合の最終段階での処理に適しています。
(4)活性汚泥法
微生物による生分解で廃水を処理します。

各種試験片

(1) 浸透探傷試験用試験片
<タイプ1対比試験片>
JIS Z 2343に規定されているタイプ1対比試験片(めっき割れ試験片)で、われ深さで10μm、20μm、30μm、50μmの4種類があります。主に蛍光浸透液や染色浸透液の感度レベルの決定に用いられます。
浸透探傷試験用試験片
浸透探傷試験用試験片
<タイプ2対比試験片>
JIS Z 2343に規定されているタイプ2対比試験片は、4種類の粗さ面と、5段階の大きさの異なるきずを持つ試験片で、主に工程管理に用いられます。
浸透探傷試験用試験片
浸透探傷試験用試験片
<タイプ3対比試験片(アルミ割れ試験片)>
JIS Z 2343に規定されているタイプ3対比試験片は、アルミニウムの焼き割れ対比試験片でA形対比試験片とも呼ばれ,中央の溝をはさんだ左右で探傷剤などの性能を評価するときに用いられます。
浸透探傷試験用試験片
浸透探傷試験用試験片
(2) 磁粉探傷試験片
磁粉探傷試験片(ISOリファレンスブロックタイプ1)
磁粉探傷試験片(ISOリファレンスブロックタイプ2)
磁粉探傷試験片(ASTM Shim 試験片)
パルス3軸式・磁粉探傷装置 ISOリファレンスブロックタイプ1